インク漏れについての注意事項
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このHPをご覧の方々は古いペリカンやモンブランを使っている方が多いと思う。
両社とも古いモデルのペン芯の素材はエボナイトで最近のそれには樹脂が使われている。
エボナイト素材として大いなる長所を持っているのだが、反面大きな欠点もある。
それは欠けやすいことだ。
後に画像で確認していただくが、欠けやすい欠点を持つ為に胴軸内に差し込まれるペン芯のその部分に櫛溝が入れられなかった。
気温、気圧の急激な変化や、衝撃によってインクがキャップ内に漏れてしまうケースが今のものより多い。
樹脂は柔軟性が高く、その部分に櫛溝が入り、押し出されるインクがその櫛溝でカバー出来ることが多く、インク漏れが激減した。
では、ペリカンM400、モンブラン146の新旧ペン芯を比較してください。
M400現在のもの
M400旧型
146現在のもの
146旧型
飛行機に乗る場合は気圧(気温)の変化に大きく影響される空気を少なくする為、事前にインクを目一杯吸入してください。
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